2008年上期は、3月のベアスターンズの余韻を引きずって始まり、住宅公社の実質的な破綻が避けられなくなり救済策が講じられたのが夏。そして、いろいろな金融機関の経営不安が具体的にどうどうと話され、上位4つの投資銀行がそれまでの姿を消したのが9月。この間、銀行やS&Lも破綻。
そんな先行きが見えないマーケットと同様、私自身のお仕事も、期初の段階では6月以降どうなるか全くの未定でした。4月末に所用でNYに戻った時も、まだまだ決まっていなかった仕事も、蓋を開けてみれば、いろいろな偶然と、周囲の有難いご尽力のおかげで、まさか実現するとは思っていなかったポジションを頂くことになり、一時帰国を経てLAに戻ってきたのが7月半ば。その後はひたすら、ちょっと家族も引くくらいな勢いで仕事をしてきました。
私にとっての今のお仕事は、理屈の世界と実務の世界をいかに美しくつなぐか、という、自分にとってはとてもチャレンジングなもの。というのも、切れ者の学者さんと違って理屈の世界に強いわけでもなく、丁々発止の営業マンほど実務の世界を知っているわけでも無い中、悪く言えばどっちつかずな経験を基に、場面場面に応じて前例がないものについて柔軟且つ理屈の通った判断を求められるからです。
米国にいるからこそのチャンスを逃すことなく、下期も頑張るぞー、と思います。家族もそのうち慣れて引かなくなることを祈って・・・。とはいえ、労働時間の長さはクオリティの高さに反比例するとは思わないけれど比例するとは限らないのは事実。もうちょっと効率的な仕事の仕方と、お人よし度ダウン(何時間でも話に付き合ってあげちゃう性質なので・・)をしていきたいと思います。30歳代は体力勝負だけではできないですからね!
▲ by smthng-new-evrydy | 2008-09-30 23:43 | まじめなお話