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越前観光(東尋坊、永平寺)後、スキー場へ

2010 カニ&温泉&スキー旅行 3日目。 福井県の名所2つを巡ります。

東尋坊へ
越前観光(東尋坊、永平寺)後、スキー場へ_b0123441_284387.jpg越前観光(東尋坊、永平寺)後、スキー場へ_b0123441_285462.jpg国民宿舎から東尋坊へは直線距離では遠くないものの、車がないとアクセスが難しい。というのも朝7時のバスを逃すとその先は午後までないから。頑張って朝早起きする気でいたのだが、ダメ元でお宿に聞いてみたら、送迎サービスしてますよ、とのこと。ラッキー! というわけで朝9時にお宿を出発して東尋坊まで送って頂きました(約20分)。

駐車場から売店を抜けて少し歩くと写真の景色が目に飛び込んで来ましたー! しかし・・・、晴れてるし、海穏やか。実は、ここに来たのは冬にしか見られない「波の花」が目当てだったのですが、結果はご覧の通り。 でも、地学的に面白い柱状節理を見られて、海伝いをお散歩できて、満足。なお、遊覧船で海側から地形を見ることもできるのですが、発着場が変更されていたこともあって、乗船は省略。替わりに荒磯遊歩道の南半分を歩き、陸からの眺めを堪能。

※波の花
波からあがってくる白いふわふわしたもので、冬にのみ見られる。厳寒の荒波にもまれた海中に浮遊する植物性プランクトンの粘液が石鹸状の白い泡を作って生成すると言われている。波が高く風が強いことが、波の花発生の絶対条件・・・。

東尋坊から永平寺へ えちぜん鉄道にて
遊歩道を歩いた後、次なる目的地永平寺へ向かうべく、えちぜん鉄道の三国港(みくにみなと)駅へ。小さな漁港の目の前にある駅から、1両の電車にのり、福井口駅で乗り換えて永平寺口へと向かう。
(路線図は、えちぜん鉄道のHPより拝借)

三国港駅は始発(路線図左上の海側の駅)なので、折り返し運転の車両が到着するなり乗り込むと、バスガイドさん風の乗務員の女性が切符の確認をしにいらした。この女性、アテンダントといい、駅案内、観光案内、切符確認、精算、乗降補助等を行う方で、えちぜん鉄道創設時から取り組んでいる制度。10人以上いらっしゃるようだ。地元の方とは顔見知りになり、特にお年を召した方とはおしゃべりのお相手にもなり、地域に根ざした鉄道の1つのモデルだなぁ、と思った。

旅を終えてwikipediaで調べてみると、驚く歴史が。以前は京福電鉄が運営していた路線が事故を機に2001年夏に廃線となった後、2003年7月からえちぜん鉄道が復活させたものなのです! 復活の経緯やアテンダントさんのお仕事については、アテンダントさん本人が出版された単行本「ローカル線ガールズ」(2008年1月出版)に書かれているそうです。

永平寺
えちぜん鉄道は永平寺口駅でおり、ここからは京福バスにて永平寺駅まで約20分。京福電鉄が営業をしていた頃は、永平寺駅まで電車があったが、えちぜん鉄道が営業を開始した際、採算の理由で永平寺線の復活はせず、バスのみが残ったそうな。 という経緯があるので、永平寺駅、と呼ばれている。
えちぜんそば、ごま豆腐を頂いた後、永平寺に向かう。
越前観光(東尋坊、永平寺)後、スキー場へ_b0123441_2103386.jpgここは曹洞宗の宗祖、道元が修行の道場として開いたお寺。いまは、約200人の修行僧がここで修行をしているとのこと(上の写真は、修行僧が寝泊りしているという僧堂)。お祈りだけではなく、お掃除や観光客への施設案内も修行の一環とか。法堂(はっとう)という一番大きな伽藍を見ていたとき、裏から掃除機の音がしてきたのには参ったが・・・。まぁ現代なので掃除機も使うのでしょうが、ほうきを使ってほしかったな。廊下は修行僧が毎日磨いているからか、ぴっかぴか。

越前観光(東尋坊、永平寺)後、スキー場へ_b0123441_281725.jpg永平寺は山に建っているため階段が多く、左の写真のように急です(ちなみにこの写真、階段の下から撮っています)。

修行のお寺と聞いていたので、もっと質素な作りかと思っていましたが、欄間はとても立体的で豪華な竜があしらわれていたり、お堂にあるものや、四天王像等は色鮮やかで、思ったよりも華やかでした。

勝山へ
越前観光(東尋坊、永平寺)後、スキー場へ_b0123441_292240.jpg再びバスで山をおり、えちぜん鉄道にてさらに東進し、勝山駅にて下車。終点です。周遊きっぷの越前・若狭ゾーンでは、永平寺口より東はカバーされていないので、駅にて精算。

勝山駅そばには恐竜の像があります。実は、日本の恐竜化石の8割は勝山から出てきているのだとか。1982年にワニ類化石が発見されたのをきっかけに、1988年に予備調査を行い肉食恐竜の歯などを発見。これを受け、翌年から10年にわたり恐竜化石調査事業に取組み、恐竜をはじめとする多数の脊椎動物の歯、骨、足跡等の化石を発見したとのこと。

勝山には恐竜博物館なるものもありますし、町のあちこちで恐竜の像がありました。

★お役立ち情報★
東尋坊観光遊覧船  http://www.toujinbou-yuransen.jp/
えちぜん鉄道     http://www.echizen-tetudo.co.jp/
永平寺         http://www.eiheiji.jp/webapps/www/leisure/detail.jsp?id=184
恐竜博物館      http://www.dinosaur.pref.fukui.jp/guide/

(2010年1月23日記)

by smthng-new-evrydy | 2010-01-18 22:43 | 旅行(上記以外)