カテゴリ:音楽( 6 )

Mr. Children 「365日」

最近、友達から教えてもらったミスチルの365日の詞。親から子、恋人、夫婦。かけがえのない間柄の深い愛情や絆、慈しみたい、愛おしい相手への気持ちってこういうものなんじゃないかな、って思う。こういう思いを向けられる側が幸せなのはもちろん、持てること自体も幸せなんじゃないかな。

昨夏に帰国していろいろな友達に合って、お互いのここ数年の話や今の話をする中で、感じたこと。そういう思いを持てる相手に巡り合うって、簡単なことじゃないって、思ったので。

桜井さんがこの曲を作るきっかけとなったのは、ちょっと違うところにあるようですが。



「365日」
作詞・作曲: 桜井和寿

聴こえてくる 流れてくる
君を巡る 抑えようのない
想いがここにあんだ
耳を塞いでも鳴り響いてる

君が好き 分かっている
馬鹿げている でもどうしようもない
目覚めた瞬間から また夢の中
もうずっと君の夢を見てんだ

同じ気持ちでいてくれたらいいな
針の穴に通すような願いを繋いで

365日の言葉を持たぬラブレター
とりとめなくただ君を書き連ねる
明かりを灯し続けよう 心の中のキャンドルに
ふっと風が吹いても 消えたりしないように

例えば「自由」
例えば「夢」
あてにしてたどんなフレーズも力をなくしたんだ
君が放つ稲光に魅せられて

「一人きりの方が気楽でいいや」
そんな臆病な言い逃れはもう終わりにしなくちゃ

砂漠の町に住んでても 君がそこにいさえすれば
きっと渇きなど忘れて暮らせる
そんなこと考えてたら
遠い空の綿菓子が
ふわっと僕らの町に剥がれて落ちた

君に触れたい
心にキスしたい
昨日よりも深い場所で君と出会いたい

365日の心に綴るラブレター
情熱に身を委ねて書き連ねる
明かりを守り続けよう 君の心のキャンドルに
ふっと風が吹いても 消えぬように

365日の君に捧げる愛の歌

聴こえてくる 流れてくる
君を巡る想いのすべてよ
どうか君に届け
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by smthng-new-evrydy | 2010-02-07 17:20 | 音楽 | Comments(0)

aiko ニューシングル 「戻れない明日」

私が最も好きなアーティストのひとり、aikoが、1年ぶりにシングルを出しました。今日発売。




「戻れない明日」
作詞・作曲:AIKO

思い出は人を切なくさせる それはあなただけじゃない
心に生まれた影が多い時ほど涙は出るものなの

細い手首に巻いた 大切な赤い紐
願いが叶って切れる日を あたし気が付くといつも祈ってた

あたしはあなたじゃないから
全てを同じように感じられないからこそ
隣で笑っていたいの 悲しくなった時はたくさん泣いてもいいけど
ずっとそこにいないで うずくまったりしないで

毎日悩んでしまうことは そんなに悪いことじゃない

すっと上向いて何を思っているの あなたのその目が好きだった
誰にも奪えない 大切なもの

心の向かった場所が本当か
間違ってるかなんてわからないから
あなたに降る星 あたしに吹く風
見守っていて 包んで離れないでいて

どんなに考えても 答えはないよ
二つとしてないものだから

あたしはあなたじゃないから
全てを同じように感じられないからこそ
隣で笑っていたいの 悲しくなった時はたくさん泣いてもいいけど
ずっとそこにいないで うずくまったりしないで
一緒にいたいの 戻れない明日を
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by smthng-new-evrydy | 2010-02-03 23:40 | 音楽 | Comments(0)

ピアノ探しの旅 (2) 電子ピアノ 弾き比べ

ピアノ屋さんのご紹介に続いては、ピアノ探しの旅レポート第2弾は、電子ピアノの弾き比べレポートです。
(なお以下の記載は、実際の私の経験と、独断と偏見に基づくものでありますこと、ご了承くださいませ。)


騒音の観点からは電子ピアノがいいけれど、音色やタッチに納得できるだろうか、やはり音色の違いを楽しめるアコースティックピアノ(以下、生ピアノと書きます)がいいかな、という悩みがありました。そこで、実はこれまで一度も電子ピアノを弾いたことがなかったので、まずは電子ピアノの弾き比べをしました。

Yamaha
子供時代はYamahaのピアノ一筋だった(こちら)ため、事前に調べることもなく、まずは、当然のようにYamahaの電子ピアノ「クラビノーバ」を試弾。時間帯を気にせずに弾けるなら最高!なんて軽い気持ちでお店に行ったのですが、試弾してみて私の考えが甘かったことを強く認識することになります。

というのも、グランドピアノのタッチを再現、という触れ込みのCLP-280でさえ、明らかにタッチが生ピアノとかなりかけ離れていたからです。ガチャガチャ弾かないと音が出ない・・・。指の力を強化したり何らかの音が出る鍵盤楽器が欲しかったり、であればこの楽器でいいのかもしれないけれど、それは私が求めているものとは違いました(逆にもしそういう楽器が欲しければ、CLP-280ではなくもっとお安いもので充分)。

後日、日本ではピアノの先生方の評判もあまりよくないと聞きましたが、それでも2007年の日本国内販売台数シェアは4割弱(*1)もあり、米国でもピアノ屋さん曰く8割ほどだそうです(*2)。マーケティングの勝利なのでしょうか。。。
(*1) 1/21/2008付日本経済新聞より。1位はCasioで6割弱。2社で9割超の寡占市場とのこと。ただ、「電子ピアノ」の中にどこまで含まれているのか(鍵盤数が88鍵未満のものや、ピアニカの巨大版のような持ち運び自由なものが含まれれているか)は不明。
(*2) Kawaiの電子ピアノは1割程度、とのこと。以下の通り、クオリティは高いと思うのですが。

Kawai
クラビノーバにショックを受けた私は、次にKawaiに挑戦。お店に置いてあったのは2代型落ちのCA51でしたが、最新のCA91と同じアクションを採用しているとのこと。恐る恐る弾いてみたところ、タッチはクラビノーバよりも断然◎。そーっと優しく弾いたらそれなりの音が鳴る。

でも、スピーカーで音を鳴らした際の音がくぐもった音だったので、思い切り音を出すことが機能的に不可能だと、ストレスがたまるような気がしました。店員さん曰く、CA51(40W×2)より出力の大きいCA91(40W×2+30W)ならその問題は解決できるのでは、とのアドバイス。確かに、Kawaiの別シリーズの40W×2+30Wの電子ピアノを弾いた際には、音の問題はある程度解決できる気がしました。

ここで、何となく、CA91なら大丈夫かなぁと思いつつ、でも漠然とした不安を感じました。その不安は、続いてRolandを弾いて、負の確信に変わります。

Roland
Kawai試弾後、以前ご指導頂いていたピアノの先生にご相談。先生は電子ピアノ購入には強く反対なさったものの、ピアノ教師の中ではRolandがいいという方もいらっしゃるとの情報を下さったため、Rolandを試弾しにお店へ。

確かに3つのメーカーの中で、最もタッチの納得感がありました。連続打鍵への反応性も3つの中では最もよく、スピーカーもそこそこ。「時間帯を気にせず好きなだけ弾けるという長所があるのだから、これで妥協すべきかも」と思いつつ、なぜ「かも」がついてしまうか考えながらさらに試弾を続けること10数分。

やっと理由がわかりました。それは、「タッチを変えても音量が変わるのみ、音色は変えられない」ことが、私にとってはストレスがたまることでした。そして、電子ピアノを弾けば弾くほどストレスがたまることに気がつき、電子ピアノを購入するべきではない、と確信しました。

電子ピアノ試弾を通して学んだこと
電子ピアノとピアノは、鍵盤楽器という共通点を持つ、異なる楽器、という、ごく当然のことを、何台も試弾してやっとわかりました。

ピアノ演奏には、タッチと音色が重要な要素ですが、現在の電子ピアノには、タッチに応じて音色を変えるという機能までは備わっていません。電子音のレパートリーや、楽譜の表示機能、ドラム音、伴奏機能、自分の演奏の保存機能、自動演奏機能などが備わった電子ピアノの売れ行きが好調なのは想定した顧客層のニーズを捉えているからだ、としたら、「タッチに応じて音色が変わる機能」が追加されることはまずないだろうと思います。なぜなら、そういった顧客層にはそんな機能のニーズは低いだろうから(技術的に不可能な話ではないと、素人的には思うのですが)。

敢えて2つの楽器の異同を整理するなら、こんなところかな。鍵盤を弾いて音を奏でるという点では同じ。でも、その楽しみ方が異なる -- 電子ピアノは、予め組み込まれている多様な機能を駆使して色々なスタイルのお付き合いを楽しむ楽器で、ピアノは、どう向き合ったら楽しいか、敢えていうならどんな「機能」があるのかを1つ1つ発見する過程も楽しめる楽器。

消音機能以外の機能にあまり関心がない一方、いろいろな音色を引き出すことに楽しみを感じる私が、電子ピアノを好きになれないのは当然だったわけです。

そこで、やっぱり私が欲しいのは生ピアノなのだ!ということで、騒音対策について同時平行で調べることを前提に、生ピアノ探しの旅を始めました。
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by smthng-new-evrydy | 2008-05-24 21:44 | 音楽 | Comments(0)

ピアノ探しの旅 (1) ロサンゼルスのピアノ屋さん

昨日のエントリーに続いて、早速、ピアノ探しの旅レポート第1弾は、私が訪れたピアノ屋さんについてです。以下にて触れている各ピアノを試弾した感想は、ピアノ探しの旅(3)にてご案内します。
(なお以下の記載は、実際の私の経験と、独断と偏見に基づくものでありますこと、ご了承くださいませ。)

Keyboard Concepts Superstore - LA/Westside ♪♪♪
- 取扱生ピアノ: Yamaha, Bösendorfer, Schimmel, Pearl River (←新品)
           Petrof, Bösendorfer, Baldwin, Yamaha, Kawai, Steinway(←中古)
- 取扱電子ピアノ: Yamaha(Clavinova), Kohler
- 台数/状態: 100台近く。4割程中古ですが、どの中古ピアノも調律済で管理状態も良好。
- 試弾: 最初の数台は、1台弾く毎に担当者が質問を聞きに来られ、次に弾くピアノをお勧めして下さるとのスタイルで、ある程度弾いた後は、好きなだけ納得の行くまで何台でも野放し状態で弾かせて下さいます。恐る恐る「BösendorferやSchimmelって高くて買えないけど、経験のために弾いてみてもいいか?」と聞いたら快諾。訪れる他のお客さんがさらっと弾く曲のレベルもかなり高い。
- 担当者: Michael -- 非常に親切かつ対応が早い。こちらのニーズに応じて様々な提案をして下さったり、いろいろと調べて下さったり、営業マンの鏡のような方でした。
- その他: LA地域には、ビバリーヒルズにもお店があります。

私が訪れたお店の中で、担当者の対応、取扱ピアノの状態ともに、一番信頼の置けるお店。何か難を言うなら、新品Steinwayの取り扱いがないこと位。新品Steinwayが欲しい場合は、次にご紹介するFields Pianos(正規ディーラー)に行く必要があります。

3232 Santa Monica Blvd., Santa Monica, CA 90404
(800) 227-4266 / (310) 586-5588
10am - 7pm(月 - 金)、10am - 6pm(土)、12pm - 5pm(日)
http://www.keyboardconcepts.com/frames.html

Fields Pianos - Los Angeles ♪♪
- 取扱生ピアノ: Steinway(新品、中古とも), Essex, Boston, Kohler & Campbell, Kawai
- 取扱電子ピアノ: Kawai
- 台数/状態: 100台近く。空間を贅沢に使いゆったりと設置。新品がメイン。店内は明るく、優雅に並べられた美しいピアノを日差しが照らす様には、思わずため息が出ます。
- 試弾:1台弾く毎に担当者が質問を聞きに来られ、次に弾くピアノをお勧めして下さるスタイル。基本的に担当者が、着かず離れずの距離で張り付いている感じ。お客さんが少ないので、店員さん全員に聞かれている気がして緊張しました。
- 担当者: Greg -- とても大柄のお髭のおじさま。この方も、お店全体も、ハイソな雰囲気が漂ってます。
- その他: 1947年創業の老舗で、Steinwayの正規取扱店。電子ピアノは、かつてはヤマハを取り扱っていたが、現在はカワイに変更。LA店の他にSanta Ana店もあります。

12121 West Pico Boulevard, West Los Angeles, CA 90064
(310) 207-2400
10am - 7pm(月 - 金)、10am - 6pm(土)、12pm - 6pm(日)
http://www.fieldspianos.com/ie6_aboutus.php

Piano Gallerie ♪
- 取扱生ピアノ:Baldwinなど(*)。Steinway、Bösendorfer無し。
- 取扱電子ピアノ:Kawai(CAシリーズ)
- 台数/状態: 30台弱。状態は普通。
- 試弾:好きなだけ納得の行くまで野放し状態で弾かせて下さいます。
- 担当者: Dan -- とても親切なアジア系のおじさま。商売っ気なくひたすら親切で、こちらが心配になってしまうくらい。
(*) このお店は、Kawaiの電子ピアノ試弾を目的に訪れたので、生ピアノは殆ど見られていません。

657 West Duarte Road, Arcadia, CA 91007
(626) 821-9191
1pm - 8pm(月火木金)、10am - 5pm(土)、水日は休み
http://www.pianogallerie.com/

Hollywood Piano Company
- 取扱生ピアノ:Steinway, Brodmann, Knabe, Baldwin, Yamaha, Kawai
- 取扱電子ピアノ:Roland
- 台数/状態:150台位。半分は中古ですが、所狭しと置いてあり、調律せずただ置いてある(倉庫状態?お店自体、天井がかなり高く倉庫っぽい作り。)。担当者によれば、売る前には勿論調律する、とのこと。しかし、長らく調律せずに放置されたピアノは、錆その他いろいろな不具合がありそう。
- 試弾:好きなだけ納得の行くまで野放し状態で弾かせて下さいます。
- 担当者: 商売っ気を丸出しなのと、誤解を招くような説明をされたこともあり、安心してお話を進めるのが難しいな、という印象。ここのBrodmannはそれなりに気に入ったため候補の1つでしたが、お店から帰って調べてみたら担当者の説明は不正確なものだったことが判明。より安心してお話できるお店の方がいいと思い、候補から外しました。
- その他:1928年創業の老舗。Stevie Wonderをはじめ数々のハリウッドスターも顧客だそうです。

1033 Hollywood Way, Burbank, CA 91505
(800) 697-4266 / (818) 954-8500
10am - 6pm(月-土)、12pm - 6pm(日)
http://www.hollywoodpiano.com/


以上4店をご紹介しました。この4店にてLA地域の主なピアノ屋さんをほぼ網羅していると思います。
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by smthng-new-evrydy | 2008-05-23 23:34 | 音楽 | Comments(0)

ピアノとのお付き合い 過去・現在・そしてこれから

これまでのピアノとのお付き合い
初めてピアノに触れたのは、Yamahaの中古アップライト(型番は不明)が自宅に来た、
5歳のある日。すぐにピアノの音が好きになり、早速、両親にお願いして幼稚園で放課後に行われていたYamahaのグループレッスンに参加。でも、楽器に触らせてもらえずがっかりしている私の姿を見た母が気の毒に思ったのか、2ヶ月ほどで退会(なお、そのレッスンは、幼稚園児は楽器に触る前にまずは音楽に親しませるべし、という方針だったようです)。

私がとてもピアノを「弾き」たがっていることを察知した母は、また同じ思いをさせては可哀想と思ったそうで、口コミを頼りにピアノの先生を探し回ってくれました。そして、スズキ・メソード(バイオリンで有名ですがピアノもあります)を取り入れている先生に習うことに。6歳の秋からその先生に、その後、先生のご出産を機に小学校3年生から別の先生に、高校3年12月までクラシックピアノのレッスンを受けました。

高校3年1月からは大学受験のためレッスン、自宅でのお稽古ともお休み。大学入学後はサークルに明け暮れ、就職後は平日は仕事、週末は仕事関連の勉強やお友達との時間を優先していて、結局定期的なお稽古を再開せずに今に至っています。

自宅のピアノは、中学2年の12月から新品のYamahaのC3になりました。アップライトの調律師さんからハンマーの総取替が必要との指摘を受けたのを機に、総取替と、下取り&グランドピアノ購入とを、費用対効果で検討した結果、購入することに。グランドピアノは、湿気の管理や調律の頻度などメンテナンスに手間がかかりますが、アップライトとは何もかもが格段に違い、ますますお稽古が楽しくなりました。

最初のピアノの先生との出会いも、グランドピアノの購入も、両親のお蔭であり、そしてこの2つはピアノを大好きになる鍵を握る出来事。ピアノという心の宝物を持ち育てる機会を与えてくれた両親に、感謝感謝です。

現在のピアノとのお付き合い
昨年9月から始めたLAでの生活にも慣れ、精神的にも時間的にも余裕が出てきて、何か始めようと思いたった時、真っ先に頭に浮かんだのが、ピアノのお稽古の再開。一度思い浮かんでしまうと、過去に弾いてきた曲が頭の中を流れ、ピアノのことが頭から離れなくなりました。

じゃぁ、思い切ってピアノを買ってしまおう、と決断したのが昨年のクリスマス。それから私のピアノ探しの旅が始まりました。

そして これから
思い立ったが吉日、早速、私にお付き合い頂くことになるピアノを探して数軒のピアノ屋さんを訪ねました。騒音の観点からは電子ピアノがいいけれど、音色やタッチに納得できるだろうか、やはり音色の違いを楽しめるアコースティックピアノ(以下、生ピアノと書きます)がいいかな、という悩みがあり、電子・生の双方をお店で試弾してきました。

数ヶ月に及んだピアノ探しの旅の過程で、私なりにある程度情報を集めたり、気がついたりしたことがいくつかあるため、備忘録を兼ねて、以下のようなレポートをしていきたいと思います。

ピアノ探しの旅 (1): ロサンゼルスのピアノ屋さん
ピアノ探しの旅 (2): 電子ピアノ 弾き比べ
ピアノ探しの旅 (3): 生ピアノ 弾き比べ
ピアノ探しの旅 (4): ピアノ購入、搬送、売却
ピアノ探しの旅 (5): 騒音対策
ピアノ探しの旅 (6): ピアノ到着
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by smthng-new-evrydy | 2008-05-22 23:27 | 音楽 | Comments(0)

五嶋みどりさんコンサート in LA

先日の日曜日に、世界でも指折りのバイオリニスト五嶋みどりさんのコンサートに行ってきました(4/13(Sun) 7:30pm at Walt Disney Hall in Los Angeles)。

全体の感想
彼女ほど、バイオリンを弾いている姿から、バイオリンへの愛情と優しさがほとばしる人はいないのではないか、と思うくらい、素敵な演奏姿。また、例えば、最後の音を奏でた後、5秒前後は弓を下ろさず、音を発していないけれど無音の時間も音楽の一部として大切にしていらっしゃる等、彼女の音楽に対する姿勢・考え方が端々に現れていて、バイオリン・音楽を慈しむこと、それを体現しているかのよう。
みどりさんのバイオリンはこれまで聴いた中で最も好きな演奏でした。

以下では、演奏された曲目のご紹介と、素人の感想、そして試聴できるサイトのご案内(演奏家は違いますが...)を記したいと思います。

プログラム
バイオリン  五嶋みどり
ピアノ     Robert McDonald

1. Dvorák: Romantic Pieces, Op. 75
19世紀後半のチェコの作曲家、ドボルザークによる作品(1887年)。みどりさんの美しい音色が存分に活かされ、プログラムを通して、最もよかった曲。
ゆっくり目の曲で、バイオリンの音を伸びやかに弾くことが求められる曲ですが、彼女のバイオリンは深く長くのびやかにメロディーを歌っていて、とてもうっとり。今なお頭の中でメロディーがぐるぐる。
試聴:こちらの"prelisten album"

2. Franck: Sonata for Violin and Piano in A major
19世紀後半のベルギー出身の作曲家・オルガニストであり、フランスで活躍したフランクによるバイオリンとピアノのためのソナタ(1886年)。フランス系のバイオリンソナタの最高傑作といわれているそうです。
ピアノはバイオリンの伴奏ではなく、それぞれが主役でありながら、仰々しくない。一定の主題がいくつもの楽章で共通で用いられているのですが、それをピアノとバイオリンで掛け合いながら美しく展開。とても洗練された音楽で、「清」という字が思い浮かぶ、そんな曲。
試聴:こちらの曲名リスト1.
    みどりさんとMcDonald氏による演奏はこちらの4.。

3. Beethoven: Violin Sonata No.6 in A major, Op. 30, No. 1
休憩を挟んだ後半の1曲目は、18世紀後期から19世紀前半のドイツの作曲家、ベートーベンによるバイオリンソナタ第6番(1803年)。
ベートーベンなので、太くずっしりした音を多用されるのかと思いきや、かわいらしい音楽に仕上げていましたが、それはプログラムの構成上、次の曲とのギャップを作るため、と思われます。
ピアノとの掛け合いが絶妙。ピアニストのMcDonald氏とは長年コンサートやCD録音を一緒にしているだけあって、息もピッタリ、でした。
試聴:うまく見つかりませんでした。見つかり次第リンクします。

4. Corigliano: Sonata for Violin and Piano
20世紀前半生まれの米国の作曲家、コリリアーノによるバイオリンとピアノのためのソナタ(1963年)。
これまでの3曲と打って変わって、ばりばり「現代」の曲。プログラム中、最もバイオリニストの演奏技術を要するもののようにお見受けしました。低音と高音を瞬時に続けて弾くところ(バイオリンの奏法の用語をを知らないので幼児用語で言うと、「ぎっっちょん、ぎっっちょん」と聞こえるところ)などは、上手な人が弾かないとただの耳障りな音になりそうですが、さすがはみどりさん、面白いと思わせる音楽に仕上げていました。とはいえ、正直なところ、1~3楽章は、「興味深い」とは思ったものの、心地よいとか楽しいとかっていう気持ちにまではなれず。4楽章は楽しめたのですが。
試聴:こちらの6.~9.

アンコール
拍手が鳴り止まないからか、2曲もアンコールを弾いて下さいました。公式サイトによれば、ご自宅はサンタモニカにあるそうなのですが、地元だからのサービスだったのかも!

1. Massenet: Meditation violin solo from Thaïs
19世紀後半から20世紀初頭に活躍した、フランスの作曲家、マスネーによるオペラ「タイス」内の1曲(1894年初演)。とても聞きなれた、甘美なメロディーの曲も、みどりさんの手にかかると、もっと美しい曲になりました。
試聴:こちらのDisk2の9.

2. Fritz Kreisler: Syncopation
19世紀後半から20世紀に活躍した、オーストリア生まれのバイオリニスト・作曲家、クライスラーによる作品。
曲名の通り、シンコペーションを使った曲で、とってもリズミカル。思わず身体が動いてしまうくらい。彼女はきっと、ポップスなんかもとても素敵に弾かれるだろうなぁ、と思ってしまった一曲。
試聴: こちらのサンプル12


みどりさんは、世界各国での演奏活動のほか、15年以上前から様々な社会活動をなさったり、南カリフォルニア大学(USC)の教授として指導にあたったり(2004年~)、心理学の修士号を取得(2005年)なさったり、国連平和大使になられたり(2007年~)ととても幅広い活動をなさっている方。幼い頃から世に名を知られているけれど、まだ30代後半。これから益々精力的にご活躍される方だと思います。音楽を愛する者として、そして一みどりさんファンとして、今後も彼女の音楽そして活動を応援していきたいと思います。また来年もLAでコンサートをして下さったら、必ず足を運びます!

(ご参考)
五嶋みどり 公式サイト: http://www.gotomidori.com/japan/
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by smthng-new-evrydy | 2008-04-17 22:43 | 音楽 | Comments(2)