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地下鉄 観察記録

通学で地下鉄を使うようになたのが10数年のこと。すっかり知り尽くしている気でいましたが、異国で違う世界を見た後に乗ってみると、不思議なことが多く、最近はそんな観察が楽しいです。端から見たら、変な人かも・・・。

乗客編
車内でもホームでも人間同士の物理的な距離がとても近い。
特に車内では洋服が触れて当然、って感じ。「あ、すみません」みたいなことを言われることは皆無。 LAではどんなに混んでいても対人距離が20cmを切ることはなく、NYでも10cmを切ることは無かったような。一方、昨秋に行ったロンドンの地下鉄は東京と近く驚いた記憶があります。

ホームで、整然と整列している。
整列は、日本人の得意技だと思います。

「もう乗れない、次の電車にしよう」と乗車を諦める混雑度のレベルが高い。

電車を下りる人は、無言で自分の前にいる人を押す。下りない人は、後ろの人が下りそうな雰囲気を醸し出しても、自主的には動かない。
人とぶつかることに対する考え方が違うんだろう、と思います。私は地下鉄に乗り始めた頃は大人になっておらず、前の人に動いて頂かないと(体力的に)下りられないという現実的な問題があったからか、親を見ていたからか、昔から「すみません、下ります」という癖があるのですが、それを言っても動いて下さらない方が少なからずいらして、戸惑った記憶があります。

女性専用車両は、独特の雰囲気。
チカン防止の究極の手段して導入されたそうですが、いざ乗ってみるとピリピリした雰囲気。チカンの可能性はほぼゼロ(日本にも、いろんな趣向の人がいますから、皆無とはいえないでしょう)というのは安心ですが、朝の通勤時間に乗っている仕事を持った女性(20代、30代が多く、40代よりお姉さんな方は10-15%)のみが集まったところって、それぞれの人が持っているちょっとしたキリキリピリピリが集まって、コワイ。

朝の地下鉄車内は、座っている人8割は夢の中。その他の半分は携帯中毒

帰宅時間の地下鉄車内では、携帯をいじるか爆睡しているか、いずれか。
見事にこのいずれかのパターン。LAもNYも地下鉄内では携帯が使えないから携帯をいじりたくてもいじれない、ってことなのかもしれませんが、東京の地下鉄は見事です。何かこう、強迫観念に駆られて携帯をいじらずにはいられない、みたいな感じ・・・。

視線は下斜め45度下。表情は基本的に不機嫌。
地下鉄に限ったことではないですが。


車両・運行編
車内広告がある。
車両に張られている広告(NYには有。LAには無し)のほかに、車両の幅と並行に吊り下げられている雑誌などの広告。あれは、独特ですし、乗車中って基本的にひまなので、あの宣伝効果は大きいのではないか、と思います。しかし、よく考えると、乗客の殆どは携帯いじるか爆睡しているから、広告を見ている人の割合は、かつてに比べたら低くなっているのかもしれませんね。

荷物を置く棚がある。
NYにもLAにもなかったもの。あれは混雑している車内でとても便利だけど、自分の手から離した荷物が簡単に盗まれるというリスクが低い日本だからできることなのかも。

女性専用車両には、小学生の男の子や、娘を連れたお父さんは、乗っていいらしい。
どこかにルールが書いてあるんだと思いますが、実際にいました。息子さんもお父さんも、居心地悪そうでしたけど。

乗り換え案内が丁寧。

車掌さんがドアを閉める際、非常に気を遣っている。
NYもLAも閉めるとなったら、かけこみ客がいようがいまいが、閉めます。挟まったら初めてあけてくれるだけ。東京はなかなか閉めないので、結局それを見込んでギリギリに駆け込む乗客が多い。

ほぼ時刻表通りに運行している。
時刻表があるならそれ通りに運行すべきで当然のことなんですが、NYやLAでは、時刻表はあってないようなものです。乗客も、そんなもんだと思っていて、時刻表通りなんてことは期待すらしていないので、遅れても別に文句言いません。


とりあえずはこんなところ。また気が付いたら、こちらでご報告します!

by smthng-new-evrydy | 2008-06-10 23:43 | 日本(上記以外)