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南米旅行2~4日目:Colchagua Valley(コルチャチャグア・バレー) ワイナリー巡り (1)

スケジュール
南米旅行2~4日目:Colchagua Valley(コルチャチャグア・バレー) ワイナリー巡り (1)_b0123441_9494963.jpg12月26日(金)
0630頃  Santiago空港に到着、両替(*1)
710     市内行きバスに乗車
730頃   中央駅Estación Central到着(*2)
800    チリ国鉄(EFE)のMetrotren(*3)にて、Alameda駅発、ワインカントリーに近いSan Fernando駅(終点)へ。
955    San Fernando駅到着
1030頃  ローカルバスにて、Santa Cruzへ。所要1時間強。
1200頃  ランチ @ Cafe DOMO
1600頃  ワイナリー1軒目: Viña Laura Hartwig
2030頃  ディナー @ 街の食堂風なところ

12月27日(土)&28日(日)
両日とも、ワイナリー巡り(土曜はLas Niñasと、Montes。日曜はMontgrasと、Viu Manent)。詳細は別ログにて。


旅日記
空港~EFEの駅まで
心地よいシートでぐっすり眠っている間にSantiago空港に到着。朝早い便だったためか、入国審査待ちの人は殆どおらず、とてもスムーズ。入国審査後のスペースにブランドショップがあってびっくり。日米欧ではなかったと思うけど。。相方曰く、南米では結構あるそうだ。

預け荷物無しなので、ターンテーブルを尻目に出口へ直行。タクシーやバンの受付窓口があるが、どれも妙に高い(片道1人10ドル前後)。ガイドブックによれば、公共バスがあるとのことで出口を出る。とりあえずのチリペソを入手するべく、両替(*1)。40ドル→23,400ペソ。

次にお水を入手しに、空港内のカフェへ。Con Gas(ガス入り)かSin Gas(ガス無し)か、と聞かれ、「おぉここは欧州のかほりね♪」と思った。レジに行くと、"ほにゃらら cincuenta pesos"と言われる。 ? スペイン語の勉強が全然進まない中、せめて数字だけでも、と頑張って覚えたつもりが、実際に言われると大混乱。いくら空港とはいえ2ドルもしないはず、との推測のもと1000ペソを渡し、おつり350ペソとレシートを見て、納得。650ペソ(Seiscientos cincuenta pesos)って言っていたようだ。早く慣れねば。

バスに乗るべく空港の外に出て見る。目の前に群青色の巨大なバス。公共バスにしてはきちんと感が漂っていたが、中央駅に行くというし(*2)、値段も1人1400ペソと手ごろだったの乗ってみる。切符は運転手さんから直接購入。ワンマンバスではなく、もう1人係員の方がいたのだが、2人ともとっても親切。

バスが発車するならい、日差しの強い初南米の車窓にかじりつく。空港付近は乾燥地帯のようで丘にも植物は少なく若干、荒涼とした感じ。街に近づくにつれ、バス停でバスを待つ人や、ふらふら町を歩くお犬様を見かける。それにしてもクリスマス明けの金曜の午前7時過ぎだというのに。チリ人は勤勉な国民性だと聞いていたが、目の当たりにした感覚。

中央駅(Aalameda駅)
バスの運転手さんに、「ここだよ」と促されて降りてみる。こじんまりとしたかわいらしい駅舎。外に小屋のようなキオスクなどもあったりして、欧州っぽいわぁ、と再び思う。駅は実は大きくて、最初、EFEとは全く違う方向に歩いてしまい、バスの案内しか見当たらず、はてはターミナルを間違えたか、と思ったが、落ち着いて振り返ると、ありましたよ「↑ EFE」の標識が。きびすを返して進むこと数分。通路の両側には、洋服屋さんや靴屋さんなどが並び(さすがに8時前はまだ開いていない)、その所狭しとした感じがアジアを彷彿とさせる。

そして、ある所で突然ぱっと目の前が開けたと思ったら、Alameda駅の登場。ここで切符を買い、お手洗いを拝借してMetrotren(*3)に乗り込む。

Santa Crusへ
車内は、通勤客が中心の模様。しっかりネクタイを締めた男性多数。カジュアルじゃないみたいです。車内で寝ている人も多くて、日本の電車みたい。駅の名前は、ホームの一番手前にしか書かれていないので、途中下車の場合はしっかり何個目に下りるのか数えておく必要がある。下りる駅が終点でよかった。車窓を見ていると、だんだんと湿潤になっていくのが手に取るようにわかる。空港近くは殆ど緑がなかったのに、背の低い草が生え始め、木になっていく。ぶどう畑もたくさん。緑色も濃くなっていく。馬や羊が放牧されている風景は心が和む。

2時間なんて、あっという間に過ぎ、終点San Fernando駅に到着。ここからはローカルバスに1時間揺られる予定なのだが、バス発着地や時刻表等はネットでは探せずじまい。駅員さんに聞くと、2ブロック進んだところにターミナルがあるとのこと。リュックに風呂敷のあやしいアジア人2人組がとぼとぼと歩く姿は目立つようで、注目を浴びること数分。バスというかワゴン車みたいなマイクロバスにてSanta Cruzへ。砂利道なんぞもあったりして結構揺れる。でもそれが楽しかったりする。途中、ぶどう畑を見かけたり、ワイントレインの踏み切りを渡ったり。 ワイン三昧も、もうすぐそこだわ♪

南米旅行2~4日目:Colchagua Valley(コルチャチャグア・バレー) ワイナリー巡り (1)_b0123441_9434261.jpg1時間ほどでSanta Cruzの街中に到着。中央に、Plaza de Armsという公園(一番上の写真)があり、その周りに銀行や、ワインオフィス、スーパー等が集まっている小さな町。ぐるっと一周した後、バスから少し見えたいい感じのカフェにてランチを頂くことに決定。

1200頃  ランチ @ Cafe DOMO
博物館のすぐ側にあるカフェ(右の写真)。おしゃれな感じは見た目だけではなかった!サンドイッチとコーヒーを注文したところ、かわいらしいホットサンド、濃い目の欧州風コーヒー、小さなグラスに入ったガス入りお水を添えて、サーブされた。  ホットサンドの具は、ハム&チーズと、コーン&チーズにしたのだが、塩加減もバター加減も◎。雰囲気はおしゃれだし、お味もいいし、これからの旅のお食事への期待が膨らむ。 エントランスから店内までの動画、Youtubeにありました(こちら)。

ただ1つ残念なのは、喫煙率が高いこと。あちらこちらで、タンニン量の多そうなタバコを吸っている人が多いのです。特に女性の喫煙者が多かった気がする。このカフェでも吸っている女性が何人かいました・・・。

ランチ後は、明日訪れるワイナリーの予約をしに、ワインオフィスへ。というのも、Colchagua Valleyのワイナリーは、原則、前日までに予約する必要があるのです。少しだけ手間がかかるけれど、それだけ丁寧に応対して頂けそうで、楽しみ。

南米旅行2~4日目:Colchagua Valley(コルチャチャグア・バレー) ワイナリー巡り (1)_b0123441_9461545.jpg1600頃  ワイナリー1軒目:Laura Hartwig
街中からホテルまでの道沿いに見つけたこちらのワイナリー。ふらっと寄ってみると、テイスティングなら予約なしでもOKとのことで、早速開始。

まず驚くのがお値段。そして、グラスの大きさ。さらに、グラスに半分くらい並々と注いでしまう豪快さ。4種類選べるということで、Merlot以外の以下を選択。

- Chardonnay 07  半分だけfermentedしたもの。tropical fruitの香り。おいしい。
- Cabernet Sauvignon 06  香りが華やかでタンニン少な目。バランスを重視しているとの第一印象だけど、ちょっと荒削りな感じもあって、面白い。全般的に上品な仕上がり。
- Carmenére 06  smokyな香りがタンニンとあいまって甘さに変わる。砂肝、レバー系の焼き鳥にあいそう。
- Gran Reserva Blend 05  Carmenéreをベースに、Cabernet Sauvignon, Syrah, Melotをブレンドしたもの。チーズとかと合わせてではなく、シンプルにプリッツとかと合わせてワインそのものの味を楽しみながら頂きたい。Carmenéreだけのものよりも旨みが増し苦味が抑制されています。

全般的にバランスを重視したワイン作りをしつつも、ところどころに、きらっというかぴかっとしった角も残していて、次はどんな味を出してくれんだろう、と楽しみになるワインでした。あまりにおいしかったので、Reservaを1本購入! 次のフライトまでに頂きます♪

Laura Hartwig
住所: Camino Barreales s/n, Santa cruz - Chile
電話: + 56 (72) 823179
e-mail: info@laurahartwig.cl
営業時間:9am-1pm & 2pm - 6pm(daily。但し、5月~8月は日曜お休み。



2030頃  ディナー @ 街の食堂風なところ
ワインを相当飲んで酔っ払ったのだが、日はまだまだ長い。18時を過ぎても明るく、中央にある公園で、ぼぉっと人間&お犬様観察を楽しむ。そう、Santiagoだけではなく、ここSanta Cruzも、ワンちゃんがうろうろしています。大型犬から小型犬まで。えさは足りているようで、とても温厚で、寝そべったり子供達に遊んでもらったり。優雅な風景。

そろそろお夕飯でも、ということで、公園から西に2ブロック進んだところから北に伸びている通りに、何軒か食堂風のお店があり、お客さんが入っているお店を選んで入店。私は具だくさんの魚介のスープを注文。もうこれでもかといわんばかり魚介が入っていて、シンプルな味付けで、あっという間に頂いてしまった。あさりの潮汁の具がたくさんになったみたいなお味。日本人の味覚に合う!


南米旅行2~4日目:Colchagua Valley(コルチャチャグア・バレー) ワイナリー巡り (1)_b0123441_9142171.jpgホテル
公園から2km少し北にあるB&B、HOTEL PARADOR DE LA VIÑAに3泊お世話になりました。Santa Cruzは最近人気の町なので、公園近くのホテルだと1泊200ドルは軽く超えてしまうとか。なるべく地元っぽいところに泊まるのがそもそも好きなので、B&Bにしてみました。

シャワールームは広めでとってもきれい。マットレスは固めで、固め好みの私にはばっちり。窓からはぶどう畑がすぐ底に見えます。お庭も広く、朝のお散歩に最適。

英語が話せる人が常駐しているわけではないので、スペイン語を話せないと辛いですが、少し話せれば何とか大丈夫。


南米旅行2~4日目:Colchagua Valley(コルチャチャグア・バレー) ワイナリー巡り (1)_b0123441_9503530.jpg南米旅行2~4日目:Colchagua Valley(コルチャチャグア・バレー) ワイナリー巡り (1)_b0123441_951337.jpgHOTEL PARADOR DE LA VIÑA
住所: Camino los Boldos s/n, Santa Cruz - Colchagua
電話: (56-72)825788
Web: www.paradordelavina.cl
E-mail: elparadordelavina@santacruzchile.cl

(左上の地図は、HPより拝借)


お役立ち情報
*1) 両替 / 現金入手方法
空港での両替はスムーズで、IDとしてパスポートを見せただけで住所を聞かれることもなく、あっけなく両替終了。
両替したのは実は空港だけで、あとは銀行のATMで、クレジットカードや銀行のキャッシュカードを使ってチリペソを入手していました。街中には必ず複数の銀行があり24時間稼動のATMがあるので、便利。
アルゼンチンでは、ATMはあれど現金が機械に入っていないことが何度かあった(たとえば、こちら)のとは随分違います。

*2) Santiago市内のターミナル
Santiago市内にはターミナルが4つあり、それぞれ国鉄の発着(Estación Central)や、バス会社の発着となっている。ターミナル間は結構離れているので、間違えると今度はタクシーで移動しなければならない。なお、中央駅は国鉄の駅としてはAlamedaと呼ばれている。

*3)チリ国鉄 EFE (http://www.efe.cl/)
Empresa de los Ferrocarriles del Estadoの略称。長距離路線のTerrasur、近距離のMetrotren等、複数路線あり。EFEのWebsiteのこちらから、マップや時刻表等をみることができます。

この2つが走る様子については、こちらのYoutubeご参照。世界のどこにも鉄っちゃんっているんですね。ちなみに、最初に走るオレンジの車体がMetrotren、青と黄色のがTerrasurです。

整備状況がどうとか、という情報もありましたが、私が乗ったMetrotrenは車内もきれいで駅も整備されていたように思います。

(2009年1月記)

by smthng-new-evrydy | 2008-12-26 22:45 | 旅行(中南米)